全てがゼロになる

全てがゼロになる

頭をやわらかく・・・東田 直樹 「跳びはねる思考」

https---www.pakutaso.com-assets_c-2015-07-KAZU863_cyuuzenjiko-thumb-1000xauto-18632.jpg 精神障害手帳を取得することで良かったと思えるのは、障害者にたいする考えが変わりもっと知りたいと興味が湧いたこと。 障害者手帳を申請するにあたって病院の先生に診断書を依頼した。 診断書には「うつ病アスペルガー症候群」という病名が書いてあった。 アスペルガー症候群は簡単にいえば自閉症の仲間みたいなものだと私は理解している。 その自閉症の人で本を書いている人がいるそれが東田直樹。 著書の「跳びはねる思考」は外国でも翻訳され多くの人に読まれている。人とのコミュニケーションが苦手な自閉症者が言葉としてその考えをエッセイという形であらわしているから多くの人とに受け入れられているのだろうと思う。 その一文を抜粋してご紹介します。
水が恋しい 水に執着する自閉症者は多いです。 水道の水を流しっぱなしにして眺めていたり、いつまでも水で遊んでいたり、 まるでそれしかすることがないかのように、こだわり続けます。 水が、忘れていた僕らの記憶を呼び覚ますからだと思います。 水を見ているだけで、幸せな気持ちになります。 みんなが想像しているみたいな「好き」という感覚とは違い、心の奥から湧き出るような喜びを感じるのです。 つらいこともかなしいことも全て忘れ、幸福な気分に浸ることができます。 水に触っていると「大丈夫だよ」という地球からのメッセージが聞こえてくる気がするのです。 誰にも気持ちをわかってもらえなくても、地球が僕の思いを受け止めてくれるような安心感を与えてくれます。 水の中では自由になれます。 静寂で言葉も存在しない世界なら、自分も生きていけるだけで十分に幸せだと実感できます。 そこには、僕を縛るものは何もなく、時間さえ超越したかのような世界が広がっているからです。
何かこころに響くものがある本と出会えたことに感謝します。 その他のエッセイやインタビュー形式でその感性・感覚に近づけるかもしれません。

跳びはねる思考 [ 東田直樹 ]

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